はじめまして、こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。
一般歯科でも取り入れられ、2020年頃から患者数が増加してきたマウスピース矯正ですが、昨今では未熟な歯科医師によるトラブルが増加し、オンラインで診療が完結するといった売り込みの格安マウスピース矯正のようなものも出てきており…
患者さんもバカではないのでこれからは良いものと悪いものが完全に分離され、本物しか残らなくなってきます。
一般的に問題になっているマウスピース矯正は、しっかりとした診査・診断がなされていないケースがほとんどです。
マウスピース矯正は今まではどこのクリニックでも一緒くたにされがちでしたが、
ましてや歯を動かすのに歯科医師がろくに介入しないオンライン診療なんてもってのほかです。
もちろん、マウスピース矯正の登場によってブラケットよりも難易度が下がったのは確かですが、100年以上続く矯正治療には絶え間ない研鑽の歴史があり、偉大な先駆者がいます。
その先駆者によるエビデンスや知恵を生かした矯正治療は、
マウスピース矯正を行う一般歯科にも必要であり、「診査・診断」に大きな影響を与えることになります。
ですので、これからは専門医ではない一般歯科であっても
しかしながら、巷で開催されているマウスピース矯正の研修会を見ても、矯正の歴史と世界レベルの講習をベースにしたマウスピース矯正を教えてくれる先生は非常に少なく、しかもそれが専門医ではなくGPの先生となると日本でも数えるほどでしょう。
そこで今回ご紹介させてもらうのが、医療法人「機能美会」理事長の田中勝治先生です。
医療法人機能美会 田中矯正歯科こども歯科 理事長
W.O.B. (Worldwide Orthodontic Brains)
代表 田中 勝治
■経歴
医療法人「機能美会」理事長。1990年に岐阜県大垣市に田中矯正歯科医院を開業。矯正科に入局後約40年矯正治療を中心に総合的な予防歯科と、生涯困ることのない口腔育成に力を入れる。
見た目のみでなく中心位・噛み合わせを重視した歯列矯正法を多くの歯科医師に教授。
歯列矯正臨床勉強会「W.O.B.」の代表として月に1度症例検討会を実施し、矯正治療に関する多くの先生の課題や疑問の解決に尽力し、最新の矯正事例の症例報告も行う。
W.O.B. (Worldwide Orthodontic Brains)代表
田中先生は約40年の矯正歴を持つ現役ドクターであり、これまで8,000症例以上の矯正治療を経験しています。
ワイヤー矯正だけでなくインビザラインも2019年に開始し、
また、一般歯科の為の歯列矯正臨床勉強会『W.O.B.(Worldwide Orthodontic Brains)』の代表も務め、田中先生を師事する歯科医師は600名を超えます。
そんな田中先生なのですが、1990年方「Dr.リケッツ」の講習会などに参加して、世界的な矯正医の学術を学び続けているだけではなく、近代矯正治療の父「Dr.アングル」直系の矯正臨床学を受け継いでいる歯科医師として
今起きているトラブルの多い矯正治療とは一線を引いた「機能美アライナー®」という治療方法を開発しました。
機能美アライナー®は世界中で支持される論文をベースにした矯正治療であり、アライナーの種類・メーカーは問わず、一中・下顔面一単位として、診査・診断された結果を基にアライナーによる矯正歯科治療を言います。
これは、田中先生が商標をとっており、ご自身が講義活動している歯列矯正臨床勉強会で一部の限られた先生に伝承して治療方法です。
つまり、顎関節まで撮れるCTを使う必要がありますし、梨状口の幅が28mm以下であればまずは急速拡大しなくてはいけません。
さらには、中心位と最大咬頭嵌合位にずれが大きい(1mm以上)場合は24時間装着型のStabilization Splintを嵌めて顎位が安定してから矯正治療をはじめます。
そして機能美アライナー®特有のゴールセッティングをしていきます。
セファロで判定しAPOラインから…「下顎の前歯は3mm」「上顎の前歯は6 mm」つまり3 mmのオーバーバイトとオーバージェットが理想的です。
しかしAPOラインから3 mm と6 mmより前にあると、口元が出ているという評価になるので前歯部を舌側に入れていかなくてはいけませんし、その場合は抜歯のケースにもなってきます。
平行模型で診断せずに、咬合器に付着して診断してください。そして毎回の咬合は「プリメジャーコンタクトがないかどうか」「早期接触がないかどうか」を必ずチェックします。
精密検査時にはパワーセントリックバイトで診断していきます。
またマウスピース矯正でも中心位でのアンテリアジグをとってその状態でスキャンしないといけません。(中心位での咬合採得)
プリメチアコンタクトを隠した状態でスキャンするとずれた状態になってしまうので最大咬頭嵌合位で咬合採得を行ってしまうのは機能美アライナー®とは言えません。
さらにインビザラインの場合はアライン社が立ててきたクリンチェックでは歯根が露出していますが、できるだけ歯槽骨内で歯列を配列するようにすると歯周組織の健康を維持できます。
そして、これらを長期安定させていきます。
また、抜歯症例においては絶対的なルールがあります。
垂直・長方形アタッチメントは3,5,6番に付けてもらうのと、連続して犬歯の遠心移動をすると傾斜移動になりやすいので連続してCanine Retractionしてはいけません。
「犬歯の遠心移動を8週間かけて行ったら、その後8週間は歯根が追い付くのを待つ」といったサイクルを作りましょう。
8週間待っている間に前歯部の叢生をとったりして、また8週間経ったら犬歯を動かす…というようなステージングをすると良好な結果が得られます。
いかがでしたでしょうか?
機能美アライナー®は田中先生が約40年という歯科医師人生を賭けて世界各国の矯正講習会に参加したからこそようやく一般公開できた近代矯正治療の学術であり、マウスピース矯正を行う一般歯科には今必要なものであると断言します。
これはボーイングエフェクトを起こしやすいインビザラインの苦手とする「抜歯ケース」と「大臼歯の近心移動」を補える、ブラケットとアライナーを融合させた装置で「インダイレクト・ハイブリッド矯正」というもので、これはブラケットをつけたことのない先生でも簡単につけられますので是非とも知っておいてほしいとは思っております。
そこでこの度、田中先生自らが登壇するオリジナルセミナーを開催してもらい、機能美アライナー®を最速最短で理解するための厳選10症例を徹底解説してもらいました。
そしてセミナーの内容を動画教材に収録して特別に公開させていただくことになりましたので収録内容から今回ご案内しきれなかった院長先生が得られるメリットの一部をご紹介しますと…
このように、専門医の先生じゃなくても、「機能美を追求した診査・診断から作られる矯正治療」を実現する為の学術が田中先生自らによって73分に渡って語られています。
機能美アライナー®に関しては、世界的なエビデンスを学び得て8,000以上の症例を経験してきた発案者である田中先生からしか学ぶことはできません。
つまり、他に代わりのきかないものですので、しっかりとした世界的なエビデンスと矯正学に基づいた矯正治療を行っていきたいという意向のある先生には必ずご確認をしていただきたいと思っております。
岐阜県で3年連続NO.1のインビザライン症例数を誇り、自らが主催する歯列矯正臨床勉強会『W.O.B.』では600名以上のドクターが学びを得ている田中勝治先生の提唱する機能美アライナー®は、現代の歯科医師は必ず知っておく必要がある学術だと断言します。