こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。
近年、どんどん注目を浴びてきている「予防診療」ですが、日本では欧米諸国と比較すると、まだまだ普及率は低いと言われています。
日本ではまだ日頃から積極的に定期検診を受けるという習慣が当たり前ではなく、
来る日も来る日もひたすら治療し続ける日々に追われて疲弊し、なのに売上が横ばいのまま…5年後も10年後も、今と変わらず同じことを続けているのだろうか…?そんなフラストレーションを抱える医院が増えています。
もし院長先生が「忙しくなる一方で疲れてきた」「売上が安定せず将来が不安」「新患集めや勤務医探しが大変」といった悩みを1%でも抱えているなら…以下からのお話はきっとお役に立つはずです。
テーマは表題の通り「予防中心型歯科経営」。
言葉自体は真新しいものではありませんが、いざ導入してシフトチェンジしてから…
「自由な時間が増え、売上も伸びた」
「医院の雰囲気がガラリと良くなった」
「自分だけが頑張らなくていいからストレスが激減した」
といった喜びの声をあげる医院が増えてきています。
なぜ、今、予防中心の経営が注目されているのでしょうか?
そのメリットは多くありますが、カンタンに言ってしまえば、
患者様が持つ歯科医院に対する認識を変えて、「痛くなったら治しにいく場所」ではなく「歯をより良い状態に保ちにいく場所」にする。
一言で表現するとこれが予防中心型経営へのシフトチェンジですが、一般的に指す予防治療と言えば、「対患者」の施策を指すことが多いです。
例えば、う蝕や歯周病を防ぐためのブラッシング指導や、PMTCやフッ素塗布を行うといった処置そのもの、もしくは予防診療を定着させるための集患対策や患者教育など…。
それはそれで必要なことですが、それだけでは受け入れ人数のキャパシティ、作業量や労力の問題で、どうしても早い段階で売上見込みは上限を迎えてしまいます。
医院の規模と売上を伸ばしていくためには、
そこで今回は「医院側の予防患者の受け入れ体制の構築」によって予防中心型歯科経営を成功させた、医療法人社団千友会・村瀬千明先生にお話頂きました。
医療法人社団 千友会
理事 村瀬 千明
■ プロフィール
村瀬先生は4つの歯科医院を運営し、チェア2台からスタートして3期目には年商1億円達成。その後、5億円にまで到達。
グループ医院を合わせたら年商10億円に迫る医院経営を実現しています。
さらには書籍も出版されるなどの活動も相まって、予防中心型経営によって多くの医院を売上アップに導いてきました。
村瀬先生が言うには、予防中心型経営への課題は、大きくは「採用」「定着」「運営」のいずれかだと言います。
そしてその課題をクリアしていくためポイントは、以下の2つです。
患者様一人一人の健康意識を高め、長く通ってもらえるリピーターになってもらうために大切なのは、医院が生み出す「安心感」です。
処置や手技の流れを医院内で確立して「今、どんな治療をやってるの?」「あと何回やるの?」といった些細な疑問や不安を一つ一つ解消してあげる。
こうしたマニュアル作りや体制を整えていくことが売上を大きく左右するキーポイントになります。
一つ一つは地道な作業ですが、予防患者を多く受け入れるためには、中長期で見ると医師単体の治療技術よりも売上に直結するのです。
予防中心型歯科経営において非常に重要なのが「歯科衛生士」の存在です。
「またこの歯医者に通いたい!」と患者様に感じさせる雰囲気を生み出しているのは、医師や他スタッフよりも、衛生士によるところが多いのです。
人件費の面でも医師と比較すると衛生士のコストは低く抑えることができますし、居住地を変えずに長く働いてくれる傾向もあります。
指示せずとも自発的に働き、患者様と医院のことを第一に考えてくれる。
そんな衛生士を採用・育成・そして定着してもらうことが、予防中心型経営売上の安定化に繋がります。
また、待遇面で長期勤務者が得する仕組みを作ることで、優秀かつ信頼のおける衛生士が多く在籍する医院が完成します。
以上、今回は2つお伝えしましたが、医師のスキルや能力に関わらず伸ばしていける要素のため、再現性も高くどんな医院でも導入しやすいといった利点があります。
このように予防型経営へシフトしていくこと自体は、特別な手法やスキル、必勝テクニックなどは不要です。
ただ、オセロのように一つ一つ目の前のことを実行していくだけ。ただ「やる」と決めさえすれば導入できる。村瀬先生はそのように話します。
しかし、いざ導入しようと決めた後、具体的にはどうしていけばいいか?どんなことに気をつければいいのか?
そこで今回、村瀬先生にお願いし、そういった指針を示すセミナー講義を開催して頂き、動画教材に収録してリリースする準備ができました。
そこで話された内容の一部をご紹介すると…
以上のようなお話を、およそ98分にわたって講義をして頂きました。
すぐに効果が現れる細かいテクニックもあれば、1〜3年以上の中長期スパンで大きく売上を伸ばしていく「種まき」にあたる内容も多く学べます。
定期的に来院してくれる予防患者を増やすためには、患者様への教育だけでなく「予防を提供する医院の仕組み作り」が重要です。
その仕組み作りにおける課題を一つ一つ乗り越えるためは今回の村瀬先生の方法が必要不可欠となるでしょう。
さあ、善は急げ、です。もしも院長先生が現在、日々の忙しさや将来への不安、仕事へのやりがいなどに対して、少しでも不安や不満を抱えているとすれば…今回の予防中心型経営術は、必ず役立つはずです。
今回ご紹介した村瀬先生の予防中心型経営の仕組みを導入することにより…
定期来院患者が次第に増えて新患を追い求める必要がなくなり、数ヶ月先まで予約が埋まる安心感が生まれる。
さらには自ずと院長先生自身が使える時間も増えて、経営や勉強にますます注力できて、患者様の満足度も高まり、スタッフ達が指示せずとも熱心に仕事をしてくれる。
近い将来、そんな環境が手に入ることでしょう。
難しいことはありません。これを機会に予防中心型経営にシフトしていきましょう。
さて、価格についてですが…今回、興味を持って頂いた先生には少しでも安く提供したいと思い5万円を定価にしたのですが…