はじめまして、こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。

こんな経験ないですか？
院長「歯間ブラシを使ってケアをした方がいいですよ」
患者さん「分かりました。今日からやります。」

と、こんなやりとりをしたのに、次回チェックしたら全然磨けていない…。

自身のことなのに、患者様はまるで他人事で歯科医の提案が全く響かず、予防への意識が高まらないのは悩ましいことではないでしょうか。

ただ、冒頭にお話した通り、患者様は「虫歯になったから歯医者に行く」「歯が痛いから歯医者に行く」と、自身にとって不都合、不安が出た時しか「歯医者に行こう」と思わないことがほとんどです。

だからこそ、歯が痛くもなんともない状態では予防に興味を示すことはなく、主訴が出来てからしか歯医者に足を運びませんので、歯科医としては後手の対応ばかり強いられています。

そこで本日ご紹介するのが、大阪府東大阪市にある医療法人燦燦なんごうや歯科医院の院長を務める南郷谷香利先生です。

なんごうや歯科医院では、リコール率が8割と高い数字を誇っているのですが、注目すべきは「歯科医が放っておいても患者様が予防歯科に訪れる」ということです。

正直、歯科業界でも珍しい話でしょう。

ここには南郷谷先生が考えた独特の理論がありました。

彼女は
「人の行動法則は“無意識”によって決定されている」
と考えています。

例えば、私たちは朝起きると顔を洗うと思いますが、果たして、これは意識的に行っているのでしょうか。「起きたから顔を洗わないと！」と思っての行動ではありませんよね。

まるで、顔を洗うことが当たり前のように、洗面所に行き、顔を洗って一日をスタートさせるはずです。

つまり、これは無意識によって導かれている行動なのです。

となります。

本来、予防は歯科医が患者様のために行うものという考えが一般的ですが、南郷谷先生は「“予防”は患者様が自身のために行うもの」と考えており、ここがポイントだと言います。

なぜなら、前者の考えだと予防が重要だとは言え、歯科医の希望が優先される為に、患者様にとっては「面倒な過程」で終わってしまうからです。

これでは、まるで親から宿題をやるように言われた子どもと同じように間違いなく予防に真剣にはなれないでしょう。

ただ、ここで問題となってくるのが歯科医と患者様の信頼関係です。

患者様が歯科医に信頼を寄せていなければ、希望を引き出そうとしても、絶対に患者様は本音を言いませんし、頼ろうともしません。

数値化というと、物凄く面倒に感じると思いますが、南郷谷先生は数値化のルールを定めており、例えば、歯科医の質問に対する返答のスピードや話の聞き方などの各項目を観察するだけで視覚的に患者様との現在の関係性が分かるので、院長先生は患者様を観察するだけで良いのです。

それと同時に、患者様との信頼関係を築く5つのパターンも解析している為、それに従って患者様に接するだけで勝手に良好な関係が築かれていくのです。

私たち人間は「どうでも良い人」の話は聞き流す傾向にあります。

しかし、自分が信頼して心を許す人の話であれば、真剣に聞き、改善しようとする生き物です。

事実、なんごうや歯科医院では今まで予防に興味のなかった患者様が予防熱心になり、今では予防治療のリコールが8割を超えるようになっています。

そこで今回、南郷谷先生にお願いをして、
患者様とのコミュニケーションの取り方や予防への興味を引きだす方法を公開するセミナーをお願いしました。

このセミナーでは机上の空論ではなく、実際に医院側はどのような行動を取るべきかに焦点を当てた実践的な内容となっています。

さらに、この行動パターンはスタッフ教育にも応用が可能となっており、医院のスタッフに煩く指導せずとも、彼女たちが院長の望む質の高い仕事をこなすようにもなります。

そこで今回はセミナーの中で、予防ＵＰ方法だけでなく、スタッフとの信頼関係の築き方についても特別に公開していただき、非常に内容の濃いものとなりました。

などなど、院長先生にとって目から鱗のノウハウが約81分に渡って収録されています。