突然ですが質問させてください。
実はこの質問は別に空想のお話ではなく歯科業界に数年後に訪れる可能性があることなのです。
なぜなら・・・ 先生もご存じの通り外来の保険診療には先細りの未来しかないからです。
ですので、その為の対応策としてまず考えられるのが保険診療に頼らない自費率70%を越えるような医院の形態をつくることです。
そしてもう一つの方法が意外かもしれませんが
訪問歯科診療を導入することです。
訪問診療ももちろん保険ですが、 現状点数は優位ですし、もし切り下げられた場合でも、外来と訪問をやっていれば、収益の柱が複数あることになるので経営は安定するからです。
また、訪問診療をやっていれば、かかりつけ強化型の医院として点数がプラスになることも追い風になります。
ご挨拶が遅くなりました。
私は鹿児島県鹿児島市で開業しております
医療法人仁慈会 太田歯科医院院長の太田博見と申します。
医療法人社団 仁慈会 太田歯科医院
理事長 太田 博見 先生
「患者様と真剣に向き合い最後までお付き合いするためには、訪問診療も必要である」という言葉に共感し、訪問診療を真剣に取り組みはじめる。
現在では、訪問、外来併せておよそ50名のスタッフを抱え、年商はおよそ3億円にまで成長している。
■ 略歴
■ 所属等
今回、私が先生にお伝えしたいのは・・
Aの自費率70%を目指してもいいですが、世の中のどんな自費率アップ方法を使っても半永久的に70%以上を維持できる保証はありませんし、景気など様々な影響を受けることは間違いありません。
すなわち、実はこれは危険な方法なのです。
一方、Bの『外来の自費率50%以下でも問題ない訪問診療を導入クリニック』はどうでしょう。
基本的には根付かせてしまえばそれで終わりですし、解決のめどが立っていない高齢化問題や、国の後押しがあるので安定します。
そもそも訪問診療をやりながらでも、外来の自費率アップは可能です。
訪問診療はリスクだらけだと思っていた先生もいらっしゃるでしょうが、ここまでの話を聞いてどうでしょう。
リスクがあるのはどちらでしょうか?
もはや説明の必要はないと思います。
「もしも自費治療のある分野において地域で最も患者さんから支持されていて、自費率70%を達成している歯科医院ならば、訪問診療はせず、その強みにさらに磨きをかけることを私はお勧めします。
しかし、そこまでの強みはないという場合には、今後団塊の世代が後期高齢者になり、来院できない患者さんが増えた時、自費治療が減少するリスクがあります。」
私は、訪問診療の導入後、うまく稼働せずに逆に経営を圧迫したり、外来の患者様に迷惑をかけてしまったりするクリニックも見てきましたが、このようなクリニックには実にシンプルなたった1つの共通点があることを発見しました。
それは・・・
「とりあえず始めたこと。」
たったこれだけなのです。
「あれこれ考えずとりあえず始めてみよう」という精神は必ずしも悪いことではないですが、歯科の訪問診療に関しては完全なる間違いとなります。
そしてここが外来とは最も違うポイントになります。
それはなぜか?
それは訪問診療を必要としている患者様は歯科だけでなく医科の先生やケアマネージャーさんなど多くの方の支えを必要としているからです。
キレイ事などではなく、物理的に、そして論理的に訪問診療においてここが一番のポイントになります。
訪問診療の患者様の獲得方法は、「外来の患者様が医院に通えなくなって訪問診療を依頼する」という導線だけではないですし、それだけだと患者数は増えません。
患者様の流入で主なのは、
つまり、患者様だけに信頼されていれば良いというものではないのです。
つまりこうした方からの信用が必要となるのですが、「とりあえず始めた医院」は準備の不足によるノウハウや技術不足のせいでここで大きく失敗して信用を失います。
訪問診療では要介護者の患者様が多いので摂食嚥下などの外来では必要のなかった様々な知識が必要になります。
今まで外来しかしてこなかった先生では、何の準備もなしに要介護者の患者様特有の症状を加味した診療はまず不可能です。
先生も技工所などは信用できたり、しっかりと腕のあるところを選んでますよね?
それと同じことで、
一度失った信用はなかなか取り戻せません。
ですので、結果的に訪問診療の患者様は増えず、クリニック内での訪問診療の優先順位とモチベーションもより低下して、その結果、更に信用を失って・・という悪循環になります。
これが典型的な失敗例です。
と言うより失敗のほとんどがこれです。
今までは、訪問診療を実施している歯科医院が少なかったから医科やケアマネージャーさんも紹介先をあまり選べないケースも多かったですがもうこれからはそうはいきません。
その昔インプラント専門医が少なかった時代でインプラントをすれば無条件で売上の伸びた時代が長続きしなかったように・・
歯科の訪問診療においても、もう充足され始めています。
現に、医科のほうではちょっと前まで全然足りていなかった訪問診療の席はもう埋まりつつありますので、歯科の訪問診療で患者様を獲得できる医院は今後限られてきます。
つまり選ばれる医院でないと、そもそも訪問診療の患者様は確保できないし、今後、保険診療が先細っていく中で、
医院自体の存続も厳しくなっていくのです。
ちなみに、私の医院は・・
訪問診療の新患の問い合わせが月50件ほどきていますし、1日およそ100件の訪問を実施して年商は3億円を超えています。
贅沢な悩みですが、患者数が医院のキャパを越えてしまって全部受け入れられないので一部の患者様はお断りしている状態です。
では、今の私のクリニックのこの状況を作り上げている要因はなんなのか?
それは先ほどからお話ししているように「選ばれる訪問診療を実施しているから」以外に理由はありません。
しかしながら最初から選ばれていたわけではありません。
選ばれるには何か特徴がなくてはいけません。
「●●なら○○医院の訪問診療がよい」といったような特徴です。
例えば、私の知り合いの医院は24時間つながる携帯電話を常に持ち歩き、「24時間対応の訪問診療」を売りにしたところ、紹介の量が倍増したようですが正直このやり方は、非常に体力を削りますので、実地できるクリニックは限られてくると思います。
そこで、オススメしたいのが、私が訪問診療を行っていく中で1つのターニングポイントとなった方法です。
それは・・
ということです。
外来と違って訪問診療の現場において摂食嚥下を診なくてはいけないものは全体の30%程度もありますし、直接は必要ない症状だとしても摂食嚥下の知識を持って診るべきものは100%と言ってもいいと思います。
つまり、「摂食嚥下」は歯科の訪問診療において基本にして、最大の概念なのです。
ですので、私のクリニックはとにかく他の医院より「摂食嚥下」に特化した訪問診療へと形態を作り上げてきました。
そして、私の知る限りはまだまだ「摂食嚥下」を加味した訪問診療を行っているクリニックは非常に少ないので医院の強みとして確立させるには今がチャンスだと思います。
もちろん、太田歯科医院でも「摂食嚥下」を強みとして確立するまで10年以上の歳月をかけました。
私も最初は片手間で訪問診療をやっていた為、訪問診療ならではの技術的な壁にぶちあたって、正しい判断ができないこともあり医科の先生やケアマネージャーさんからの信頼を失いかけたこともありました。
しかし、「摂食嚥下」という強みを身に付けてから紹介が止まりません。
と言われる揺るぎない立場を獲得したのです。
先ほどお話ししたように、太田歯科医院では新患の問い合わせが月50件ほどきていまして、全ての患者様を受け入れることができていない状況です。
このような独占状態は太田歯科医院が構える鹿児島県鹿児島市という日本国内のごく一部で起きていることです。
正直、太田歯科医院だけでは日本全国カバーすることはできません。
逆を言うと「摂食嚥下」まで対応できる歯科医院が少ないということですので、これは歯科医療の観点から言うとあまり良い状態ではありません。
だからと言って、みなさんに独学で「訪問歯科診療における摂食嚥下」の知識を身に付けていくことはあまりオススメいたしません。
冒頭からお話ししているように、今後、訪問診療への参入が増加し充足していくので競争がより激しくなる中で、きちんとした知識と技術を習得しなければ・・
医科の先生やケアマネージャーさんから信用を失ってしまい一発アウトで紹介患者を得られなくなる可能性があります。
そうなってしまったらいくら「摂食嚥下」を売りにしても、もう後の祭りで訪問診療の患者を獲得することは難しくなってしまいます。
つまり、独学はかなり非効率で、情報も入ってきにくいので結果的に遠回りとなります。
ですので、「摂食嚥下」に特化した選ばれる訪問診療を導入するには・・
以上の2点が必要であると断言できます。
そこで私は、先ほど挙げた①と②を満たすことのできる・・
を立ち上げることにしました。
『太田式 Visit dental treatment』は、「摂食嚥下」を強みとした訪問診療の導入はもちろん、「経営」「臨床」「仕組み」といった3点を軸に、これからの歯科業界を生き抜くための手段としての訪問診療を根付かせる活動をしてきます。
訪問診療はもはや・・
歯科医療において特別なことではなく生き残る為の一番の手段になります。
その為には「摂食嚥下」に特化したオンリーワンの訪問診療の実施クリニックになってしまうのが近道なのですが・・
それと同時に穴の開いたバケツに水を入れてもたまらないよう患者様がしっかりと溜まっていく環境(「経営」「臨床」「仕組み」)も 作っていかなくてはいけません。
これはグループホームなどへの営業代行を使って患者を集めたとしても同様です。
いくらお金をかけて施設に入ったところで、すぐに打ち切られてしまって、評判を落とす上にお金だけ出ていって結果なにも残りません。
しかしながら、こういった仕組みの確立には非常に膨大な時間と失敗などの経験を必要とします。
私は10年かかって今のオペレーションを確立させることができましたがやはり失敗はたくさんしてきましたし、お金も使ってきました。
ですが、私の場合は早く始めたからこういった失敗が許されたと思っています。
これから訪問診療を始めたり、伸ばしていこうという先生にはそんな猶予はありません。
もう間もなく歯科業界における訪問診療の枠は充足され、競争が激しくなり早期の結果を求められるからです。
ですから、今、何よりも『太田式 Visit dental treatment』のような訪問診療の質の高い正しい学びを得ながら情報交換していく場が必要なのです。
『太田式 Visit dental treatment』では
太田歯科医院の、訪問歯科診療センター長である田實 仁 歯科医師による
800件以上の嚥下内視鏡を使った摂食嚥下の症例提示と解説を
参加したその日から学ぶことができます。
太田歯科 訪問歯科診療センター長
鹿児島大学大学院 口腔顎顔面外科
田實 仁 先生
■ 略歴
■ 所属等
どこを探してみていただいてもかまいませんがこれは日本有数の症例数であり、経験と実績に裏打ちされた症例解説が受けられる日本で唯一のスタディーグループだと思います。
※訪問歯科診療を学ぶグループやセミナー勉強会は多数ありますがここまでの症例数に裏打ちされた具体的な症例を学ぶことは不可能です。
しかも私は現役の歯科医師ですからこれからも訪問診療を行っていくので日々症例数は増えていきますし、医科の先生やケアマネージャーさんとの関わりも深いので随時最新の情報も入ってきます。
太田歯科医院だけでも、膨大な情報が日々更新されていく中で『太田式 Visit dental treatment』に参加していただく医院数が増えるごとに更に情報が増加していきます。
つまり、日々変化していく訪問診療の最先端を学び続け、激動の時代についていける唯一のスタダディーグループなのです。
そして、私が何よりもお伝えしたいのは、
です。
私はこのスタディグループは、
「歯科訪問診療の面白さ発見研究会」
でありたいと考えています。
そして不思議なことに、「面白さに気づいた歯科医院は流行っている」のです。
どんなに困難なことでも、興味を持って、心から楽しみながら取り組めば、その勢いはますます加速し、結果的に気付いた時には他の誰にも負けない知識と経験が備わって、成功を収めているという結果になるのです。
私自身も、訪問診療を始めた当初は苦労の連続で、なかなか思うように訪問歯科診療部門を拡大することができませんでした。
しかし、そんな中にあって、いち早く訪問診療の面白さややりがいに気づき、日に日にのめり込んでいったのです。
現在の訪問歯科センターは、一朝一夕にできあがったものではありません。
しかし、どんな苦労や困難も楽しみながら興味を持って積極的に取り組んだからこそ現在のように多くの患者様に信頼していただいていると思っています。
そして、皆さんには、できればしなくても済む苦労はできるだけせずに成功していただきたいと思っています。
そのために私たちの経験が役に立つのであれば、喜んで協力させていただきたいと思っています。
それが、我が国の歯科医療、ひいては全国の患者様のためだと信じています。
ぜひ、私たちと共に学び、高めあいませんか?
さて、それでは『太田式 Visit dental treatment』の具体的な説明をしていきたいと思います。
訪問歯科診療、特に摂食嚥下について、実際の症例を基に継続的に楽しみながら学び、地域に愛される歯科医院を創っていく。
年間会員をお申し込みの場合、入会から12カ月間は退会ができませんので、 内容をじっくりお読みになった上でお申込み下さいますようお願い致します。
月額会員の方については、毎月25日までに退会の旨を申し出ていただければいつでも退会できます。 お支払いについての「よくある質問はこちらから」ご確認ください。
『太田式 Visit dental treatment』へは1医院でも多くご参加いただきたいのですが・・
近隣のクリニックで同じような「摂食嚥下」を特徴としたクリニックが多数あるとそもそもの強みが薄れてしまうので・・・
ご加入できるクリニックは1地域1医院様までとさせていただいております。
もちろんこれは早い者勝ちということになってしまいますがコンテンツの特性上ご理解ください。
また、本当であれば・・
「たった1カ月で導入できます!」
「明日からすぐできます!」
などといったよくある謳い文句を並べたいとこではありますが、私が先生に身に着けていただきたい訪問診療の仕組みは1日やそこらで身に着けられるものはありませんし、そんな方法があるなら私が知りたいくらいです。
私が先生に伝えたい訪問診療はそんなにチープなものではないのです。
なので、1カ月でどうにかしたいとか、そういったお考えの先生のご期待の沿うことはできないのでそういった先生はお申込みをされないほうがよろしいかと思います。
ですが、
私が10年かかったことを3年で。
3年かかったことを1年で。
確実に身に着けていただけることはできると思います。
以上をご理解いただけるのであれば、是非ともご参加いただければと思います。
『太田式 Visit dental treatment』へのご質問は
下記までお願いします
よくある質問
『太田式 Visit dental treatment』へのご質問は
下記までお願いします
色々と長くなってしまいましたが本日は私からのお手紙を読んでいただきまして本当にありがとうございます。
私が訪問診療を始めてから早いもので、もう10年。
元々は外来の患者様の中で通院できなくなってしまった患者様が出てきて、その患者様たちの為に立ち上げた訪問診療なのですが、これまで色んなことがありました。
そして色んな患者様と、ご家族との出会いがありました。
しかしながら、こんなこと言うのもどうかと思いますが・・
思い返してみると楽しさより辛いことのほうが多かったかもしれません。
当時は訪問診療をやっているクリニックはほとんどなかったですし、何もかも手さぐりで、時間と人手とお金を消耗していった割に、患者様へ十分な医療を提供できないというジレンマを毎日のように感じていました。
まさに行き当たりばったりで、患者様やご家族はもちろんスタッフにもかなりの迷惑をかけたと思います。
ですが、今は違うとハッキリ言えます。
私たち太田歯科医院が実施している訪問歯科診療は日本国内のどこでも通用するし、どんな患者様にもご満足いただけると自信をもっています。
そしてこれはとても大事なことなのでぜひとも頭の片隅に置いておいていただきたいのですがもはや私が訪問診療をやり始めたころと違ってこれからの訪問診療は・・
やっていることが特別ではないのです。
やっていないと生き残れないのです。
そして、10年前と違って今の時代だと私のような遠回りをできる猶予はないので私の持っている情報は惜しみなく提供するつもりですし、今、日本の医療は「支える医療へと移り変わる」過渡期を迎えています。
かつての先人の医療従事者達がしてきたように今、現役である歯科医師はこれからの医療の礎を築いていかなくてはいけないのです。
その大きな一歩が「訪問歯科診療」であることは間違いありません。
ですので、先生と一緒に仲間としてこれからも訪問診療の可能性と面白さを追求していきたいと思っています。
是非とも共に学び、成長していきましょう。
太田 博見