さて、いきなりで恐縮ですが経営のお話になると…
「お金よりも患者様が優先でしょう!」「医療機関は上質な医療を提供することだけを考えるべきだ!」といったような意見を上げる先生もいらっしゃいます。
もちろんこれらはまったくもって正論だと思います。
ただ金儲けだけをしたいのであれば普通のビジネスを始めればよいだけなのに、わざわざ開業医になるということは歯科医師の使命感や仕事に誇りを持っているということですから。
ですが、ちょっと待ってください。
患者様を大切にして上質な医療を提供し続けることと、上質な経営を維持し続けることはイコールになりませんか?
つまりは、医療機関が「いつまでもそこにあり続ける」という最大の価値に対して、経営だけがその価値を保つための手段だということです。
また、令和になって世の中の情勢が非常に不安定になっているので、10年先はおろか、5年先も見えない状況なのはご存じだとは思いますが…
ここまでのお話で、歯科医院の経営と医療をどうしても結び付けられないのであればしょうがありません。
これから先のお話は退屈になってしまうと思うので、ページを閉じてもらってかまいません。
ですが、少しでも興味を持っていただいた先生は是非とも読み進めてください。
ご挨拶が遅れてしまいましたね。私は医療法人裕正会元理事長の渡部憲裕と申します。
歯科医師免許も持っていますし、勤務医から院長までの現場仕事も長年経験してきた歯科医師です。
医療法人社団 裕正会
元理事長 渡部 憲裕
激戦区の東京都において、開業わずか10年で8つの分院を作り、年商9億円を達成して、それを10年継続。現在は月の半分を海外で過ごすセミリタイヤを実現。自身の医院を全て売却・継承し、自身の経験を元にセミナー活動を行い、優秀な歯科医師の発掘やプロデュースなどを手掛ける。自身と同じようなライフスタイルを目指す歯科医師を育成するために、ライフプランニングサークル「シャラク」を運営。オーナー型歯科医院運営や仕組みを所有するためのノウハウを提供している。
■ 経歴
■ 海外研修実績
■ 学会等
■ 講演・活動
まず最初に1点どうしてもご周知していただきたいことがあります。
それは、「私はみなさんと同じ一歯科医師でしかない。」ということです。
私は歯科医師の父と、それを手伝う母の経営する歯科医院の息子として生れましたが、両親が経営する医院は良い意味でも悪い意味でも古い時代の歯医者でした。
父は休みなく朝から晩まで仕事をし、地域医療に貢献していた自慢できる歯科医師でしたが、無理がたたってか若くして私たちの元から去っていってしまいました。
また、その過程で介護も経験しており、実の父親の介護となると精神的にも金銭的にもかなり追いつめられていたことを今でも覚えています。
ですので、私は人一倍「歯科医師の仕事のあり方」にこだわりを持っており、それが原動力となってここまできましたが、何も特別な才能を持っていたわけではないのです。
ですので、「渡部先生だからできたんでしょ?」よく聞かれることがありますが、そんなことはなく、私が話すことはみなさんでも必ずできることなのです。
正直、私は歯科医院の経営者としては頭一つ抜けた成功を収めることができたと思っておりますが、具体的に何を行ったかと言うと…
院長がいなくても回る年商1億円のクリニックを量産したことだけです。
その後は誰かに継承してもいいですし、売却してもいいです。
私の場合は人に譲った全てのクリニックが今もなお残っていますし、新型コロナウィルスの感染拡大後も経営は安定しています。
ですので、私は歯科の現場から去りましたが、突然の廃院などと違って1人の患者様も路頭に迷わすことをしていません。
つまり、継承してくれた若い歯科医師によって医療機関の寿命が大きく延びていることになります。
私、個人のメリットとしても「自分がいなくても年商1億円をキープできる歯科医院作り」という1つの成功を手にしただけで、豊富な資金を得ることができ、月の半分以上を海外で過ごしていますし、自分の好きなように時間を使うことができるようになりました。
今まで患者様のアポイントだらけだった私のスケジュール帳には、今では自由に意思決定できる予定だけが残っています。
もちろん、患者様を診るのが大好きな先生もいらっしゃると思いますので、そういった先生は身体が動く限り人に譲らずにご自身が現場で活躍するのも自由です。
私も継承先のクリニックで日本にいるときに勤務医として働かせてもらうこともあります。
しかしながら、勘違いしてほしくないのですが、ここまでのお話しは別に自慢をしたいわけではありません。
歯科医院の経営者である院長先生であれば私と同じ状況を作り出すことが、簡単にできるということをお伝えしたいのです。
しかも私みたいに手さぐりで時間とお金をかけなくても大丈夫です。
お金と時間は私がたっぷりかけておきましたので、同じ苦労をする必要なんかないんですよ。
そこで今回、私が先生にお伝えしたいのが、以下の3つのステップです。
この3点です。
簡単に言うと利益のでる医院経営を行い、それを自分がいなくても維持できるようします。
正直な話、このような経営の基盤を作り…
開業医の収入や医院維持の為のお金のことなどを心配することがなくなってからが、本当の医療のはじまりだとさえ思います。
来月の支払いに不安のある状態で、本当に患者様のことを考えた医療が提供できるわけがないですよね。
そして、こうなってくると医療機関としての生存率が上がるだけでなく医院の価値が上がります。
価値の上がったクリニックであれば、継承したい歯科医師や、買いたい医療法人や企業はいくらでもいます。
さらには、歯科医師として余裕をもって好きな時に働きたいのであればクリニックに席を残しておくこともできます。
ですので、継承や売却を選んで時間と資産に余裕のある人生を選ぶのもいいですし、余裕をもって現場に出て、歯科医師として人生を楽しむことを選択されたっていいのです。
開業医だけの最大のメリットと特権と言ってもいいでしょう。
こういった未来の豊かな選択肢があるにも関わらず、力尽きるまでやみくもに治療しているのは非常にもったいないことなのです。
どうしてもそれをわかってほしいのです。
もちろん、私もこんなお話だけしといて「あとは勝手に頑張ってね」なんて言いません。
院長先生のクリニックが今現在、年商5,000万円以下であろうと、院長先生がいないと何もできない状態であろうと、どんな状態でも挽回はできるのでお手伝いはさせていただきます。
そのための方法としてご紹介させていただきたいのが、そこで、私が10年程前に立ち上げた…
歯科医向けライフプランニングサークル「シャラク」です。
例えば、私が知っている「院長不在でも年商1億円のクリニックを量産する方法」なんて私とお話ししたことのない先生は絶対に知らないはずです。
これは医療従事者であるが故の弊害と言ってもいいかもしれませんが、歯科のコミュニティではどうしても医学的な情報がメインになってしまうので経営的な情報が圧倒的に不足してしまっているのです。
ですが、世の中には常に新しい情報が飛び交い、昨日まで白かったものが明日には黒になってしまうスピード感で動いています。
令和となった今はテクノロジーが進化しているのでより一層スピードを増しています。
ですので、大手企業の役員や、勢いのある企業家などはこれらの情報をいち早く察知する手段を持っていますが、歯科の経営者にはそんな手段ありません。
もしかしたら、『医療従事者であるのだから経営やお金のことは考えてはいけない。』そういう風潮があるのもしれません。
そんな考えは完全に時代遅れだと思ってください。
今後は人口減少・感染症や災害との戦いなど我々歯科医師としても未知の世界に突入していきます。
意思決定スピードもどんどん早く要求される中…
情報がなかなか来ない、そしてそういうことを学べる環境がないという現状。
だからこそ、こういった歯科経営者に蔓延している情報格差を解消するサークルを作りたいと感じたのです。
このライフプランニングサークル「シャラク」では、毎月テーマを決めて、学びの機会(動画をアップしています)を提供しています。
また日本国内だけでなく世界レベルの情報を私がかき集め、そんな大量の情報の中から、歯科経営に必要なものだけを私が抽出してお届けさせていただきます。
情報も多すぎると毒になります。
ですので、月に何十時間もシャラクの運営チームと打ち合わせを重ね、しっかりと情報を整理しています。
もちろん、私は歯科医師ですので、専門的な情報をお伝えするには限界があるので、私の人脈やパートナーとしてお世話になっているファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家の講義を動画でお届けさせていただくこともあります。
もちろん、一方的に情報提供するだけでなく、会員様の個々のご質問にも随時お答えしています。
様々な質問が届くのですが、一人一人回答をするのではもったいないので質問に対しての回答を皆さんにシェアしているのです。
その他、会員さんとの交流の場としてのツアーの企画など歯科経営のコミュニティとして、権威のある組織作りができている自負しております。
シャラクは活動してからもう10年以上経過します。
臨床ではなく経営塾として10年以上のキャリアのある組織は、他にはなかなかないと思います。
メイン講師の渡部の身は一つなのであまり積極的な勧誘はしてきていませんが…
会員様は300名を超え、シャラクは歯科医院の業界の中では責任のあるポジショニングにいるという自負がありますので、下手な対応や情報提供はできないと思っています。
また、「年商1億円クリニック作り」「院長不在でも回る歯科医院作り」「医院継承と売却」といったメインのコンテンツに関してもしっかりとしてエビデンスや実績を持っています。
ここまで読んでいただいた先生。ありがとうございます。
冒頭でもお話した通りちょうど5分程度で読み終えられたかと思います。
また、ここまで読んでいただいたのあれば、医療機関が経営について考えたり仕組みを作ることは、究極の患者様サービスになることはおわかりいただけたかと思います。
無理に土日診療をしたり、必要以上に自費診療の価格を下げることよりもずっと患者様の為になることなのです。
患者様だってバカではないので、医療機関がボランティアではなく売上と利益によって維持できていることはわかっていますよ。
経営=汚い金儲けではないんです。
現に私も、仲間とお金どっちが大切ですか?と聞かれたら、必ず「仲間」だと即答すると思います。
なぜなら、お金は交換価値をもった紙幣なので時流によってドンドン価値が変わります。
ですが、仲間は共に成長します。仲間は共に助け合うことができます。
仲間がいるからこそ楽しむことができます。仲間は癒しにもなれば励みにもなります。
なので、自分だけ成功しようという公式で成り立つ成功法則は一切信用していません。
なぜなら、私もそういうものに騙されて痛い目にあったことがあるからです。
だからこそ、紙幣よりも仲間のほうが3倍5倍10倍の価値のある資産だと考えています。
本田技研工業を世界的な自動車メーカーに育て上げた本田宗一郎さんもこう言っています。
「実をいうと、社長をやっていたときは、金儲けが財産だと思ってたけど、結局、友達こそほんとの財産だなあ」by本田宗一郎
志を同じくする仲間といっしょにいる時間それこそお金では買えない。プライスレスです。
一人で成功したって、けっこう寂しいものですよ。
「俺にはムリだ」と思って、でもできてる仲間と知り会って、「よし、俺もやってみよう」と一歩踏み出して上手くいってともに喜んでくれる仲間がいる。
先生方の出会いがさらにご縁になる事を楽しみにしています。