はじめまして、こんにちは。歯科医療総研の山本と申します。

突然の質問となりますが、

もちろん来院時は主訴以外のことに関しては無関心であることが多いと思いますが、医療従事者としては主訴を治療するだけでなく、患者様自らがお口の健康に関心を持つようになっていただきたいですよね？

しかしながら、これはかなり理想を語っている部分もあり実際のところはそう簡単にデンタルIQは上がりません。 主訴が解決したら口腔内には無関心になるのが普通です。

でも諦めないでください！

実はこういった難題をクリアする方法が1つだけあります。

しかも患者様の質に左右されるのではなく院内の仕組みで、患者様のデンタルIQを上げることができます。

少しだけ院長先生に頑張ってもらう必要があります。院長先生の理想とする医院作りが可能になることを最初にお約束致しますので良いきっかけにしてください。

それでは今回のお話のキーマンとなる人物を紹介します。

大阪府にあるクレモト歯科なんば診療所。

ここの院長を務める呉本勝隆先生は、ご自身で独立後にお父様が他界されてしまい、お父様の医院も引き継ぐ形で２つのクリニックの経営をはじめられました。

しかし、当時の彼はまだ若く、歯科医師としての経験も十分ではなかった為か、スタッフとの折り合いがつかず、スタッフに指示を出してもまるで馬の耳に念仏で医院経営とは呼べないような日々を送っていました。

患者様の治療は歯科医師の責務、それでいて、院長として経営やスタッフ教育とやることが山積みの中、何事も上手くいかない毎日に彼は心が折れそうになりながらも、なんとか、お父様が築き上げた歯科医院を存続すべく日夜勉強に勤しんだのですが、そこで彼は医院に欠けている“あること”に気付きます。

それは、院内における「仕事に関する取決め」が全くといって良いほどに整備されていなかったことです。

それをクレモト歯科なんば診療所では「カリキュラム」と呼びスタッフ全員に浸透させていったのです。

このカリキュラムを取り入れた結果、スタッフが総勢60名を超える大手医療法人となりました。

そしてなによりもこのカリキュラムはクリニックの意思を統一し、患者様のデンタルIQを上げる医療機関となるための重要な仕組みなのです。

呉本先生は、歯科医院経営を成功させる上で、スタッフとの関係性、スタッフの道徳教育、医院の理念浸透が重要と捉えて、この部分をクリアできれば自然と医院は効率的に回っていくと考えました。

そこで彼はカリキュラム作りに取り組んだのですが…

具体的には、新人育成を行う日数や、研修の順番、さらにはスタッフ教育の在り方、日常の仕事である診療基本セットの組み方やチェアの片づけ方法、オートクレーブの使用方法など細かい項目まで設定していきました。

正直、そこまでやる必要かがあるのか？と思われるかもしれません。

動画を作るとなれば何だか難しいような気もしますが、彼はスマートフォンのカメラを使って撮影して、それをそのままカリキュラムとして導入しています。

院長の仕事はスマートフォンで、仕事内容の手順などを撮影するだけで良いので、非常に簡単です。

あとは、これをスタッフに見せるだけでスタッフ教育が出来てしまうのです。

動画の良いところは、一度撮ってしまえば、あとは院内業務に変更がない限り、半永久的に使えることです。

カリキュラムというのはこのように複雑な内容であっても労力を最小限にシンプルに広めていくことが重要なのです。

そして医院経営の軸をカリキュラムとして、効率的に医院を回すために必要な項目を全て明確にしていくことで、患者様にしっかりとした情報提供できるチームとなり患者様のデンタルIQを上げる仕組みが作られていくのです。

正直、ここまでの道のりは彼にとって簡単なものではなかったでしょう。

ただ、これをすることで呉本先生は4年半という月日をかけて一つの成功モデルを作り上げました。

やり方がわかってしまえば4年半もかかるということはないとは思いますが、呉本先生が成し遂げたことは1カ月やそこらで簡単にできることではないことは事実です。

しかし時間を要しても結果が約束されているノウハウであれば、院長先生にとっての価値は高いと言えるのではないでしょうか。

そこで今回、呉本先生にお願いして、彼が院長就任後からどのような取り組みを行ってきたのか、そして、どのような方法でカリキュラムを作成して医院を回してきたのかを公開するセミナーをお願いしました。

その力強い言葉を約束するように、呉本先生が行ってきた内容の1から10まで公開すると同時に、新人教育のプログラムであったり、実際に使っているアンケートの原本なども公開してくれる実に内容の濃いセミナーとなりました。

そして、この度、ひとりでも多くの方に見て欲しいと思い、セミナーの全てを収録してDVD化しました。
このDVDで得られるノウハウの一部を紹介すると…

などなど、院長先生にとって目から鱗のノウハウが約90分に渡って収録されています。