はじめまして、こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。

昨今、矯正需要が高くなってきておりますが、一般歯科の先生は、矯正は専門医の領域として割り切っている方も多いのではないでしょうか。

餅は餅屋と言いますし、専門性の高い領域は専門医に任せることが患者様のためになるというお考えからくる割り切りだと思うので間違ったことではありませんが、実は一般歯科でも矯正の基礎知識は身につける必要性があります。

なぜならば…専門医に任せる方針の先生であったとしても、矯正知識が一定水準を満たしていなかった場合、

矯正を視野に入れた治療計画が立てられず、適切な処置ができないために、以下のような問題が起こりうるからです。

歯科医師として正しい治療計画で患者様に最善の治療を提供したいという使命感がある先生方としては、やはり解決しておきたいものではないでしょうか。

もちろん最低限の知識だけを備えていれば問題ないですが、自分で矯正できないのに、そこまでの知識を得ることは簡単ではありません。

そのためには、最低限の矯正治療を施術して、自身で矯正治療に少しでも関わっていることが最も効率の良い矯正治療の勉強法ですし、結果的に通常の診療においても相乗効果を出せるようになります。

しかしながら、「そんなことを言われても、最低限の治療ってなんなんだ、それはどこから学んだらいいんだ…」と行き詰まってしまうことかと思います。

…ご安心ください。

実は、この「矯正における最低限の治療」には、専門医レベルの知識や経験は必要としないためそこまでハードルは高くなく、しっかりと「ここからここまで知っていればOK」といった明確な線引きもできています。

ここでご登場して頂くのが…

「一般歯科と矯正の二刀流を操る」前代未聞のスペシャリストの先生です…！

その方というのが、峰歯科・矯正歯科クリニック院長の峰 啓介先生です。

峰先生は東京医科歯科大学歯学部卒業後、勤務医を経て、実家の当院で3代目院長となり、矯正歴20年を誇るスペシャリストとして、矯正初心者の一般歯科医師に向けたセミナーを多数主催、執筆されています。

峰先生自身も元々は矯正専門医でしたが、先に挙げたトラブルを防ぐために一般歯科を学ぶ必要性を感じ、「二刀流」という独自のスタイルを生み出された経緯をもっています。

このように、矯正治療、一般歯科いずれも熟知する峰先生だからこそ生み出した、簡単な矯正治療であれば、誰でも診断できてしまう治療ステップを考案されました。

峰先生によると、まず、矯正診断の基礎知識を付けるためには、以下の2点を理解する必要があります。

矯正治療の初心者の先生方にありがちなのが、

ダイレクトボンディングやワイヤーの必要ないアライナー矯正ならすぐにできそうという勘違いです。

それは患者様サイドからの手軽さであり、実際の治療方針の設定やトラブル回避の方法など、相当な熟練した知識や経験が必要になります。

ワイヤー矯正での知識を付けた上で、行うことが一番トラブル無く導入しやすいものです。

初心者の先生方がアライナー矯正に期待するような手軽な治療は、実は小児矯正にあります。

矯正歯科の治療方法として、以下のような概念があります。

歯を動かす装置ではなく、筋肉や歯周組織、咬合力などのバランスなどを利用して口腔環境を整えることで、骨格や歯をコントロールして咬合状態を改善する方法です。

主に小児矯正の一期治療に用いられます。この方法はリスクが少なく、初心者向きであると言えます。

歯に力を加えて歯を動かす装置で、ワイヤー矯正やアライナー矯正、拡大床もこの手法になります。

歯に人為的な力が加わるために、本来の咬合力を無視した歯の移動が可能になるので、適切な治療方針と治療方法がないと、とんでもない結果になってしまう可能性があります。

初心者のうちは、誰かが指導してくれる環境で施術するのが肝要です。

以上のことから、初心者が手を出すべきなのは機能的矯正装置であることは、ご理解頂けたかと思います。

小児矯正において、一期治療の時に機能的矯正装置を用いますが、それである程度改善したら、永久歯列期に二期治療を開始するのが通常です。

二期治療においては、やはり機械的矯正装置であるワイヤー矯正やアライナー矯正を用いることになります。とするならば、やはり機械的矯正装置により的確な矯正治療ができないと、小児矯正さえも手を出せないということになります。

しかし…

もし一期治療で終了する症例ならば、初心者の先生にも手を出しやすい症例となります。

また、一期治療で終わらなかったとしても、機能的矯正装置による治療は最低限の事さえ守れば、患者様から非難されるような状態にはなりません。

動かないか、目標に届かないというレベルです。

その可能性は最初から説明し、その場合二期治療に移行する可能性を示唆すれば良いのです。

また…

二期治療になったとしても、初心者が手を出しやすい二期治療になっている可能性が高く、ワイヤー矯正を始めるきっかけとしても最良であると言えます。

しかしながら、歯を動かすことは繊細な作業ですし、このお手紙の文章だけ読んで全てを理解して実践して頂くのはさすがに難しいと思い…今回、「少しでも矯正の知識を一般歯科にも応用させてみたい」という先生のために峰先生ご本人によるセミナーを開催し、動画教材を制作しました。

なお、今回の動画教材では、峰先生が行っている症例別の治療パターンを特別公開しているため、この通りにやれば誰でも問題なく対応することができますので、勤務医の先生の勉強用にもお役立て頂けます。

そして今回、峰先生に解説頂いている教材の内容から、院長先生が得られるメリットの一部をご紹介しますと…

この内容は峰先生が20年に渡ってこれまで培ってきた矯正診療から、一般歯科だからこそ知っておくべき矯正の基礎知識について、128分に渡って語られています。

普段、執筆やセミナー活動で大変お忙しい峰先生なので、講義でここまでの内容を公開するのは最初で最後の貴重な機会になるかもしれません。

この動画教材では、どの一般歯科でも最低限の矯正歯科の診断をスムーズに行なうことができるよう、実際の症例を交えながら、大変わかりやすく解説されています。

そんな価値ある動画教材ですので、値段には本当に悩みました。悩みぬいた末に、興味を持って頂いた先生には少しでも安く提供したいと思い59,800円を定価にしたのですが…