はじめまして、こんにちは。
裕正会元理事長の渡部憲裕と申します。

確かに、それが普通ですし、特に悪いことでもありません。

でも、患者様に医療を提供することと、現場に院長がいることは必ずしもイコールにならないのではないでしょうか。

多くの歯科医院は、院長が非常に頑張っておられ、その院長が主体となった経営を行っています。

その努力は実に素晴らしいことなのですが、これは裏を返すと…

ということを意味しています。

つまり、このような状態では例え年商1億円以上を収めるような状態でも成功と呼ぶことは出来ないわけで、歯科医療の完成形とは言えないように思えます。

私は、今では現役から外れていますが、現場にいたころは、院長不在をテーマに、自分がいなくても回る歯科医院経営を行い、多くの分院を作ってきました。

ただ、これは決して自分が楽をしたいとか、サボりたいからではなく、今申し上げたように、院長がいなければ回らない組織は非常に危険だと思っていたからです。

と、このように言うのはとても簡単ですが、実際問題、院長不在の歯科医院を作るのは難しいように思いますよね。

自分の経験を振り返ると、確かに簡単ではありませんでした。

でも、平成から令和になった今の時代で言えば、院長不在の歯科医院を作るのはとても簡単です。

まず1点目の理由についてです。

過去、私が院長不在の歯科医院作りをしていた時は院長に代わるNO2を育成することが軸になっていました。

その為、NO2の育成に時間も労力を費やす必要があり、せっかく育ったと思っても「開業したいので…」と辞められることも多々ありましたが、今の時代はNO2の育成が必要ありません。

なぜなら、歯科業界の不況もあって『開業しない』という選択をする歯科医が増えてきたからです。

しかし、本音を言えばそんな彼らにも「院長になりたい」という願望があります。

正直、都合の良い話ですが、だからこそ「雇われ院長」というポストを用意してあげると、それは彼らにとって実に魅力的な提案となるのです。

つまり、NO2の育成をせずとも、代わりの院長のポストを担ってくれる人材は今の時代では簡単に見つけることができるのです。

次に2点目ですが、院長代理が見つかった後は、スタッフを探す必要があるのですが、ここも大きなポイントとなっています。

これは、多くの歯科医院でありがちなのですがスタッフに完璧を求めることが非常に多いです。確かに、何から何までこなせる完璧なスタッフが揃うのが理想ですが、現実は難しいです。

これだけで人材採用のハードルは大きく下がるでしょう。

と、このようにお話すると「優秀なNO2やスタッフがいなかったら医院なんて回るわけないよ」と思われたことでしょう。無論、仰る通りです。

そこで重要になってくるのが、最後の3点目になります。
スタッフの能力不足というのは、医院の仕組み次第でいくらでもカバーできるのです。

しかも、この仕組みとは実に簡単なことで、例えば、勤務医と歯科衛生士の連携をシステム化したり、歯科衛生士間でのルール決めを行ったりと、内容さえ知れば「小学生でもできるレベル」に仕組みを落とし込むだけです。

また、もしかしたら院長先生は「自分は限界まで現役にこだわりたい」と思われているかもしれませんが、それならばなおさら院長不在の医院作りを取り組むべきです。

なぜなら、院長一人に頼った仕組みでは、体への負担が大きく歯科医師生命を短くしているのと同じだからです。

でも、医院の組織作りをしっかり行い、院長不在でも回る環境を用意することができれば、その分、日々の疲れが緩和されて、1日でも長く現場に立つことが可能となります。

また、歯科業界では院長がマストな考え方が当然になっているのですが、歯科医院では「医療」が商品であり院長ではありません。

他業種で例えるなら「店長がいないと回らないハンバーガーショップ」「店長がいないと車が売れない車屋」となるわけで、こんな状況ではお店が長く続かないのはお分かり頂けるでしょう。

つまり、何が言いたいのかと言いますと、院長一人に頼る経営は組織としての未熟さの証拠であり、歯科医師として患者様に最高の治療を提供するには院長不在で回る医院作りが必要ということです。

そこで今回「最短半年で実現する令和版院長不在クリニックの作り方」というテーマをベースにセミナーを行いました。

そして、セミナーに参加された方だけでなく、ひとりでも多くの方に見て欲しいと思い、セミナーの全てを収録してDVD化しました。

このDVDで得られるノウハウの一部を紹介すると…

などなど、院長先生にとって目から鱗のノウハウが約240分に渡って収録されています。