ご挨拶が遅れました。私、歯科医療総研の山本と申します。
我々歯科医療総研は、歯科医院の経営セミナーの企画主催やコンサルティング活動を行なっており、
2011年の発足以来、多くの歯科医院のお手伝いをさせて頂き、
現在では2,000名以上の院長先生とお付き合いさせて頂いています。
このような活動を通して、歯科医療の現場でご活躍されている院長先生が
どのような問題に対して悩まれているのかを知ることが出来るわけですが、
ここ数年で一気に深刻化してきたテーマがあります。
それが、自費売上のアップです。
先生もご存知の通り、
昨今の歯科業界は乱立とも言えるペースで増え続ける歯科医院の増加によって
右も左もライバルだらけという非常に競争激しい時代になっています。
その為、業界全体を見通しても「自費率アップによる生き残りを!」という動きが
盛んで各種セミナーも頻繁に開催されています。
しかしながら、自費率アップの取り組みをしたところで、その努力が実を結ぶことは少なく、
多くの院長先生が出口の見えない迷路を彷徨うような思いをされていらっしゃるという話を
頻繁に聞くのですが、考えて見ればこれは当然のことのように思えます。
なぜなら、今の時代は歯科医に対する風当たりが強すぎるからです。
まずは、歯科業界に対するメディアのネガティブキャンペーン。
自費診療の代名詞とも言えるインプラントは、
医院の自費売上を大きく上昇させてくれるものでしたが、ご存知の通り、TVや雑誌において
「インプラントは危険だ!」
「減らないインプラント治療によるトラブル!」
などといった事実とは違う報道が頻繁に行われたせいで、
患者様がインプラントを危険なものだと認識してしまったが為に、
希望する方は一気に減少してしまいましたし、
歯科医師がインプラントを勧めたとしても患者様が強い抵抗を示すようになってしまいました。
よって、自費診療のもう1つの柱である矯正に頼る他ない状況なわけですが、
これについても非常に難しくなってきています。
その原因は日本の経済状況にあります。
不景気になってからどれくらいの年月が流れたでしょうか。
国もアベノミクスなど景気回復に取り組んではいますが、
景気は良くなるどころか悪くなるばかりで、
年々、患者様自身が自由に使えるお金が減ってきており、
そう簡単に数十万円の治療費がかかる自費を選択出来ないという大きな問題があります。
ですので、いくら頑張ったところで簡単に医院の自費率が伸びないのは当たり前なのです。
しかし、だからといって自費率アップへの取り組みをやめていいかと言うとそうではなく、
自費による売上を伸ばさなければライバル医院との激しい競争を余儀なくされる
保険診療中心の経営スタイルから抜け出すことが出来ませんので、
ライバル医院との競争に負けてしまうと
廃院という最悪の結果になってしまう危険性が常につきまとってきます。
そこで今回ご紹介させて頂きたいのが、冒頭の売上グラフの数字を叩き出している
峰歯科・矯正歯科クリニックの院長を務めている峰啓介先生です。
今でこそ峰先生は、祖父の代から続く峰歯科を2006年に父親から承継してから僅か8年で
当時5000万円だった年商約3倍の1億6000万円までに引き上げた実績を持っているのですが、
ここで注目したいのが今現在、多くの院長が頭を抱えている自費の売上です。
2006年での峰歯科医院の自費売上は僅か1000万円程度だったのですが
今では5500万円と当時の5倍にまで伸びています。
しかも、2014年に関しては…
と、普通に考えれば売上がダウンするような環境下であったにも関わらず・・
自費の売上は過去最高記録を1000万円も更新するという成果
を叩き出しているのですから、見事としかいいようがありません。
一体彼は、どのような方法を使って自費売上を伸ばしているのでしょうか。
その秘密を聞いてみると、次のような返答が返って来ました。
このように、峰先生は矯正治療に力を入れて自費の売上を伸ばしており、
さらには、専門医ではなく一般歯科のクリニックのほうが、
矯正治療で売上アップできると言うのですが、
私はこの話を聞いても納得することが出来ませんでした。
なぜなら、先程もお話した通り、日本の不景気の影響を受けて、
矯正という高額な自費診療にかける余裕のある患者様はごくごく僅かですし、
矯正専門のクリニックのほうが矯正治療の患者様を獲得できるものだと思っているからです。
しかし、次の彼の言葉で私は納得しました。
それと同時に、ようやくここで峰先生が短期間で
医院の自費売上を5倍に引き伸ばした秘密が明らかになったのです!
つまり、峰先生は過去1000人以上にも及ぶ矯正治療の実体験の中で、
患者様が矯正治療を希望される法則に気付き、それに基づいて行動した結果、
日本の不景気による患者様のお財布事情が厳しくなっているにも関わらず・・
まるで日本にバブル時代が到来したかのような
高い成約率を叩きだしていたのです。
では一体、彼は具体的に何をしたのでしょうか。
峰先生が行ったのは、とても簡単な2つ取り組みです。
単純に、矯正相談が増えれば矯正を希望する患者様が増えると考えた彼は、
矯正相談の件数を増やすことに力を注ぎました。
確かに、理屈的には矯正相談の分母が増えれば矯正治療の件数も増えるとは思いますが、
実際にやるとなった場合、決して簡単なことではないような気がします。
しかし、峰先生が考案した“魔法の言葉”を使えば、
驚く程簡単に矯正相談を伸ばすことが可能です。
そこで今回は特別に、全貌を伝授させて頂きます!
私が、新人院長であったにも関わらず、自費売上を8年で5倍まで
伸ばすことが出来たのは、私が矯正治療をやっていたからです。
逆に言うと、矯正治療なしには今の状態は無かったと言っても
過言ではありません。
矯正の技術は確かに簡単に身に着けられるものではありませんが、
今では矯正の材料が発達してきておりますので、
一昔前よりは格段に矯正導入のハードルが下がってきています。
一般治療出身の先生でも数多くの先生方が矯正を手がけていますし、
私自身も講師となり矯正セミナーを主催していますが、
矯正治療初心者の先生でもたくさんの方が実際に矯正治療を始めています。
インプラントでも簡単なものと難しいものがあるように、
難しい症例は矯正専門へ、簡単な症例は自分のところでやれば良いのです。
また、特に一般歯科は矯正患者様の宝庫なので、
矯正治療ほど自費率アップを簡単に行える方法はないと断言できます。